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2005年9月号 巻き返しをはかる原子力エネルギー |
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気候変動がもたらす危機と地球温暖化ガスの削減に対する風当たりが強まるにつれ、環境主義者、科学者、政府、産業界は原子力を利用した解決方法について熱心に語ることが多くなってきている。チェルノブイリの惨劇から20年がたとうとしているが、原子力産業に対する否定的な世論の影響は、現在少しずつ薄らいでいるようだ。そして世界のエネルギー需要が高まる中、原子力は「グリーン」な解決策として徐々に注目を浴びている。今月は、原子力への関心を再燃させた議論を検証するとともに、原子力の使用がもたらす何世代にもわたって残る影響についても報告する。 |
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2 原子力が惑わす温暖化対策 7 技術への大きな期待と現実 8 御用学者にはならない 10 放置される放射能汚染の脅威 12 原子力エネルギー ― その事実 14 核融合に対する勘違い 16 消し去りたい記憶 18 汚される神聖なる大地 20 変わるのは自分から |
20 アクション 22 世界のニュース 25 ワールドビーターズ 26 ミクスト・メディア 28 南からの写真 29 ロンドンで考える 30 エッセイ―ブレナムとバンガロール 32 ビッグバッドワールド 33 波風を立てろ 34 読者からの手紙 36 世界の国のプロフィール 〜 ウクライナ |
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● NI-Japan No.70 目次 ●
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1 原子力が惑わす温暖化対策(NI p2-6の翻訳) 原子力発電を地球温暖化の解決策とする考え方は、原子力の問題点を覆い隠し、地球環境に最適な温暖化対策の議論を行う上での障害となってしまう。温暖化と原子力両方の争点を検証しながら、地球環境の未来に適した温暖化対策についてアダム・マーニットが報告する。 「ほとんどただのような電力」が手に入るというユートピア論がようやくおさまりかけたと思った途端、再び原子力発電推進論があちこちで持ち上がってきた。スリーマイル島やチェルノブイリの事故で失った信頼の回復を狙った広報活動が失敗した後、業界団体、シンクタンク、そして広告代理店は、原子力発電の悪いイメージを払拭させようと躍起になってきたが、限定的な効果しか現れていない。しかし近年、化石燃料への依存が原因で起こる気候変動という脅威に対して不安が高まり、これが原子力発電業界にとっては救いとなった。さらに、思いがけない方向からも支援の手が差し伸べられることになる。 原発推進へシフトするガイア 私が初めてそれに気付いたのは、2004年5月のことだ。その月、ガイア仮説(地球は一つのスーパー有機体として機能するという仮説)の提唱者で、今では悪名高き科学者ジェームズ・ラヴロックが、英国の新聞『インディペンデント』の第一面に記事を掲載したのである。その記事は、気候変動、人口過多、そして森林伐採による差し迫った大惨事への恐怖をかきたてる内容だった。ラヴロックはその中で、原発産業に向けられた批判を、「ハリウッド風の作り話や環境保護主義者のロビー活動、メディアの報道などによって広められる不合理な恐怖」にすぎないとして戒めた。そして、そうした怖れは根拠の無いものであり、「あらゆるエネルギー源の中でも原子力が最も安全であることは、1952年に初めて使用されたときから証明されてきたことだ」と述べ、環境保護主義者として有名なラヴロックは、「原子力発電が唯一のグリーンな解決策である」と結論付けたのだ。
10 Contact Points 11 Information 12 世界の国のプロフィール − ウクライナ(NI本誌p36の翻訳) |
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