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1 祖国を離れて(NI
p9-11の翻訳)
2001年7月11日、ロンドンのガトウィック空港。ナンシー・ワボイ・イトティアは、入国管理の審査を待つ長い列に並んでゆっくりと進む。その手にはケニアのパスポートが握られている。ここで重要なのは、パスポートに「看護学生」という身分で英国入国を許すビザがあることだ。
「学生」というのも、助産や家族計画、地域保健、予防接種など、幅広い分野で20年以上の経験がある看護師にしてみれば奇妙な感じがする。しかも彼女は看護教師までしていたというのに。だが、英国で看護師として働くには、もう一度学生となって就労前に3カ月の「適応」研修コースを受けなければならない。
このような境遇の人は多い。ナンシーは、より豊かな国が開発途上国から採用した300万人の医療従事者のうちの1人なのである。彼女のような人たちがいなければ、ヨーロッパや北米、オーストラリアやニュージーランドなどの病院や老人ホームは、人手不足で閉鎖に追い込まれるだろう。
今日、フランス在住のベニン人医師の数は、ベニン国内の医師の数より多い。ワシントンDCには、エチオピア全国の医師の数を上回るエチオピア人の医師が住む。(1) 英国の医療機関で働く看護師の約40%と、医師の30%以上は、海外で教育を受けている。こうした傾向は他の多くの国でも見られる。(2)
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3 さまざまな困難に直面して(NI
p15-17の翻訳)
以前勤めていた病院を訪れたナンシーを待っていたのは、予想以上の変化だった。
「ここよ!」 ナンシーは言った。「やっと着いたわ!」
まるで歯磨き粉になって絞り出されるような気分を感じながら、乗合いミニバス、マタトゥからようやく降りられた。時間を惜しむマタトゥは、私たちを残してすぐに走り去った。
ナイロビのコンクリートの町並みとうって変わり、ここにはなだらかな起伏を見せる緑の丘が広がる。ナンシーは、1994年までの8年間をこの職場で過ごした。
私たちはティゴニ地域病院の門をくぐって中に入った。「よく看護学生を連れてきて、村落部の病院の実情を見学させました」と彼女は説明する。
丘の中腹にあるこの病院は、白い建物と木立や草花があり、落ち着いて快適な雰囲気に包まれている。
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6 保健医療と移民 ― その事実(NI
p18-19の翻訳+α)
『保健医療制度が直面する最も重大な問題は、このシステムを動かしていく人材の不足だ』
WHO(世界保健機関)、世界保健報告書2003
1.医療従事者たちはどこにいるのか?
米国の看護師は人口10万人あたり773人だが、ウガンダはたった6人で対処している。(1) WHOの最低基準では、人口10万人につき看護師100人、医師20人となっている。
2. 世界的な人手不足
・米国では10万人の看護師が不足している。(2) 2010年には、高齢化する人口の需要に対応するため、さらに100万人の看護師が必要となるだろう。(3)
・2003年にマラウイで募集した看護職のうち、実際に雇用できたのはその28%にすぎなかった。(4)
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7 Reportimg from Japan
*日本の中の移住労働者 by 遊佐春奈
10 Contact Points
*在日外国人が抱える問題の解決やその支援を行っている団体の紹介
11 Information
*次号のご案内、No-Nonsense Guide日本版発売のお知らせ、編集後記など
12 世界の国のプロフィール − ベネズエラ(NI本誌p36の翻訳)
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